No Pictures |
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ストーリー |
刑事ガオ(萬梓良)は、ある日豪邸に2人の強盗が侵入しているのを発見する。撃ち合いの末、一人を撃ち殺してしまい、一人(成奎安)を逃がしてしまう。ガオは撃ち合いの際に怪我をおい、しばらく休養を取ることに。そんな時、豪邸に住む夫婦の妻オリビア(李美鳳)が密かにつけていた日記を手にする。その日記には仕事熱心な夫への不安がつづられていた。日記を読むごとにオリビアへの想いがつのる。ガオのルームメイトでもある後輩刑事(周星馳)はそんなガオの想いに気づき始め、ガオに協力するはめに・・・。 一方、撃ち合いから何とか逃げ出した強盗の片割れは、相棒を殺されたためガオを恨み、復讐を企む。オリビアに近づこうと四苦八苦しているガオのスキを狙い、じわりじわりとガオに近づく・・・。 |
感想 |
それにしても、この映画の萬梓良は単なるストーカーではないか!(笑) 映画はそこそこの内容ではあるが、人の日記を勝手に読んでしまうのはちょっとどうだろう。そして何も知らずに恋心を抱いてしまうオリビアが何とも可愛そうでならない。。。また萬梓良の犠牲となるのは彼女だけでなく周星馳もそう。彼と李美鳳を何とか近づけようと、周星馳が知恵遅れのふりをするはめになってしまうのが何とも情けないというか、とほほな役どころでもある。そして萬梓良がちやほやしているうちに、スキを狙って近づいてきた成奎安にあっさりと殺されてしまう周星馳。脇役キャラだから仕方ないものの、なんだかとほほでならない。(笑) 周星馳の作品には刑事ものがいくつかあるが、この作品と「カリー&ペッパー」では、同僚とはルームメイトという設定になっている。プライベートでも同僚と一緒というのは正直いただけない。もしくはそれが向こうでは普通なのだろうか。主人公ガオは、一見普通の刑事のように見えるが、家は広くて豪華だし、自家用のヘリコプターまで持っているというお金持ちである。きっと両親がお金持ちに違いない。(笑) 周星馳はこの映画でスクリーン・デビューを飾る。テレビ番組で共演し、スクリーン・デビューのきっかけを与えてくれた萬梓良には今でも感謝していると言う。脇役としてクレジットされているわりには非常にいい役を演じており、周星馳作品の中でも個人的にこの手の演技はお気に入りである。最近の周星馳映画では見られない、初々しいキャラが魅力的。出来映えはともかく、周星馳ファンとしては抑えておきたい彼のデビュー作品だ。 |