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ストーリー |
「賭聖」の名を持つシン(周星馳)は、特技の超能力を使ったギャンブラーとして、本家本元の賭神(周潤發)に弟子入りしようと、賭神の弟子であるナイフこと賭侠(劉徳華)を訪れる。しかし煙たくあしらわれてしまったシンは、何とか弟子入りしようと、おっちゃん(呉孟逹)と共に四苦八苦。 そんなこんなしている間に、ナイフの偽もの(單立文)が登場し、あの手この手でナイフを陥れようとする。次第にナイフとシンの関係もほぐれ、敵が仕掛けてくるさまざまな罠に立ち向かう。そしてついに敵にも超能力ギャンブラーが・・・。 |
感想 |
周星馳の名を一躍知らしめた爆発的大ヒット作品「ゴッド・ギャンブラー賭聖外伝」(原題:賭聖)の続編みたいな形で登場。この外伝は、もともと周潤發主演のヒット作「賭神」のパロディとして売り出したのだが、これがなぜかオリジナルよりも大ヒット!ということで、今回はオリジナルの監督である王晶自ら登場。オリジナルとは裏腹のコメディ映画を作り上げた。原題である「賭侠」とはオリジナルで劉徳華演じるナイフがもらった称号。今回はそのナイフが主人公のはずなんだが、映画を見てもらえばわかるとおりすっかり周星馳映画となっている。 ギャグのウケはそこそこだが、周星馳お得意のナンセンスギャグをたっぷりと楽しむことができる。劉徳華とは同時期に「整蠱専家」という映画でも共演しているが、ナンセンス・ギャグのレベルではそちらの方がかなり上をいっている。(笑) また敵役で登場している單立文の存在も笑えるところ。彼はなかなかいいルックスをしているにも関わらず、いつも情けない悪役を演じているのが面白い。周星馳との共演作は少ないが、90年初期のころなどの大作にはわりと顔を出している。 ところで、ちょっと気になったのが劉徳華の日本語。ところどころ劉徳華が不器用に日本語を使っているのはなぜだろう(笑)。。。この映画を楽しむには恐らくオリジナル「ゴッド・ギャンブラー」を見てからの方が楽しめるかもしれない。また、余裕があれば「スウォーズマン」「テラコッタ・ウォーリア」などを見ても面白いかも。劇中でこれらのパロディがある。 ちなみにこの作品、というか周星馳が出演しているゴッド・ギャンブラーシリーズはビデオ化されているので、レンタル可能である。ぜひとも一度見てほしい作品。周星馳ファンにはかなり人気の高い作品となっている。 |