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ストーリー |
騙し之王、古晶(周星馳)はこの道きってのプロ。そんな彼にある依頼が舞い込んだ。会社の内部情報を探ろうと社長の娘ルーシー(關之琳)が社員としてやってくる。キット(劉徳華)は同僚であるバナナ(邱淑貞)の紹介もあり、ルーシーと付き合うことになる。それを知った婚約者のマッキー(李子雄)は、暗い過去を持つキットは金目当てにルーシーに近づいているのだといいはり、古晶に依頼し二人を別れさせるよう仕向ける。 そこで古晶は、キットの父親チー(呉孟逹)の隠し子というふれこみでキットに近づいていくのだが・・・。 |
感想 |
とにかく冒頭から笑える。この時代の周星馳作品は「もうれいとう」といわれ、ナンセンスギャグがふんだんに使用したかなり暴走した作品が多いが、この作品もその代表的な作品といえるかもしれない。冒頭から特別出演で成奎安が登場するが、これがまた笑える登場の仕方なのだ。人段落すると今度は劉徳華の登場。当時何歳くらいかわからないが、まだ初々しさが残っている。強引でナンセンスなストーリーではあるが、これが不思議なことに次々と展開されて最後にはちゃんと落ちにたどり着くのだ。それにしてもエレベーターの中で一人で叫んでいるふりをしている劉徳華はやっぱりとほほ。(笑) 私のお気に入りのシーンはなんといってもチャウエアロビ。黄色のウェアを来て音楽に全然合っていないエアロビを披露してくれる。それにしてもこの映画でまた舌を出している彼。ほんと、好きですな〜。(笑) その他にもところどころ王晶が出演しているが、彼が監督を務めたゴッド・ギャンブラーシリーズのパロディもしている。みずからの作品をもパロってしまうから王晶はすごい。数々のパロディや「I AM NAKED」と書かれたボディ・スーツ姿まで披露する周星馳は、ほんとこの映画の撮影時はどう思っていたのか聞いてみたいところだ。また周潤發オリジナルの「賭神」で悪役を演じていた李子雄は、この映画でも嫌な男を演じている。やっぱり彼は悪役イメージが強い。なかなかルックスもよくて好きなんだけどな〜。ゴッドギャンブラーシリーズは周星馳も出演しているが、そのシリーズで敵となっている人も最後には登場。結局はギャンブラーみたいになるのも何ともおかしい。ラストで次々と繰り広げられるくだらない武器の数々もチェックすべきところ。 周星馳のナンセンスギャグを楽しみたいのであれば、この作品はかなりオススメできる。また劉徳華ファンも押さえておくべき作品。 |