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ストーリー |
主人公である周星星(周星馳)は、香港警察の特殊部隊の隊長として上司から一目おかれていた。しかしいつも単独行動に走るため、止めさせられそうになったことも多々あり。そんな時、上司に呼び出され、上司の拳銃が高校生に盗まれたらしいので、その高校に潜入してほしいと頼まれる。こうしてベビーフェイス・周星星は一匹狼の潜入捜査員として、高校に送り込まれることとなる。 もともと学校が嫌いで警官になったというシンシン。やってきたのは、天井から床まで壁がびっしりになりそうなほどの校則があるスパルタ高校だった−。初日にして先生から起こられるわ、居眠りして黒板消しが飛んでくるわで大変なことに。。。何とかして学校から逃げだそうとしていたところ、どうやら先に潜入していたと思われる掃除のおじちゃん(呉孟逹)と合流し、指令を遂行しようとする。と同時に、一目惚れした美人教員(張敏)に少しでも近づこうと、彼女の家庭教師を受けることに・・・。学校で出会った生徒たちとの間には友情が芽生え、次第に自分に足りなかったものに気づきはじめる。そんな時、マフィアが高校に忍び寄る。。。 |
感想 |
周星馳の未公開作品の中でもかなり人気のある作品。個人的にも「唐伯虎點秋香」や「008皇帝ミッション」の次に気に入っている作品である。ノリに乗っている時期の作品にしては脚本がしっかりと書かれており、悪ノリギャグもそれほどない。コメディ調でストーリーが展開されていくが、ラストはシリアスな展開となり、コメディ映画というよりもユーモアたっぷりのシリアスもの、といったところだろうか。 はちゃめちゃ(死語?)なギャグがないせいか、妙に大人に見えてしまう周星馳。高校生になりすまして潜入しているはずなのだが、あれはどう見ても高校生に見えないでしょう。(笑) でも小道具の使い方はなかなか上手。たとえば携帯電話を利用して、テストを不正しようとするシーンなどはかなり笑える。これと似たようなシーンが「ゴッド・ギャンブラー3」にも登場する。周星馳の上司として登場しているおじさん(名前知らないがよく見掛ける)もなかなかいいキャラをしているからウケる。いわゆるわけのわからないナンセンスギャグだけでなく、きっちりと笑わせてくれる部分があるので、周星馳映画が苦手な人でも楽しめるはず!劇場未公開なのが非常に悔しい。 |