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ストーリー |
香港の料理界に君臨する周(周星馳)。トップに君臨するがあまり、すっかり天狗になってしまった彼は、周りの人間をあごで使い、料理よりもビジネスに精を出していた。すっかり料理人としての腕を落としてしまった周は、ビジネスの協力者(呉孟逹)に裏切られ、「食神」の名声を失い、プライドも失ってしまった。 すっかりやる気もなくなってしまった周は、いく当てもなくテンプル・ストリート(廟街)を放浪していた。そしてとある屋台にたどりついた。無一文となった彼はストリートからおいだされるところだったが、姉御のフォウガイ(莫文蔚)が命を助けてくれた。しかしフォウガイはストリートのボスであるゴウタウ(李兆基)と衝突していた。そこで周が仲介し、秘密兵器を編み出してストリートからビジネスをスタートさせる。裏切られ、今となっては食神を語る弟子のトン(谷徳昭)から受けた屈辱を果たそうと、周はビジネスを展開させていくのだが・・・。 |
感想 |
周星馳映画で特に人気のある作品。確かに、これほど分かりやすく、かつ香港人でなくても楽しめる映画のひとつかもしれない。個人的にも笑えるシーンはたくさんあるのだが、やはり「落ち方」が強烈なのが香港映画ならでは。冒頭から周の横暴ぶりにびっくり!劇中とにかく彼はきつい。もしかして本当の彼も有名人ゆえ、あんな感じなんだろうかと勝手に想像してしまふ・・・。(^^;) そしていつもコンビを組んで事件を解決する呉孟逹おじさんは、今回は周星馳を裏切る敵役で登場している。また当時交際していた莫文蔚はかなりすごいメイクで登場するため、冒頭の登場シーンはきづかないかもしれない。彼女の女優根性はすごい! 私は極端なストーリーに度肝を抜かれてしまったが、お得意の少林寺ネタやワイヤーなどを利用して映画を盛り上げる。それにしてもピンポン玉のように弾力のある団子は明かにワイヤーがついていたのには笑えた。ところどころ同じようなアングルのカメラワークもあり、監督としての周星馳には少し不満も正直言って残る。しかし周星馳独特のユーモアのあるトーク、そして予想不可能なストーリーの方向性は「らしさ」が出ていてよかった。(*^^*) |