阿寛（張家輝）は何をやっても裏目に出るちょっとおっちょこちょいな警察官。ある日出会った女性のせいで法拉利（王晶）の悪巧みを知るが、結局失敗ばかりを繰り返し、仕事をくびになってしまう。元彼女であるPizzaの元へと戻り、謎の女性との誤解から許しをもらうが、何とかして法拉利の鼻をあかせないだろうか。そう思っていた時、Pizzaの姉であるWasabi（呉君如）のダンナであり、ギャンブラーであるウォン（周星馳）の元で修行をすることになった。果たして阿寛は結果を出して警察に戻ることが出きるのだろうか！？

この作品の主人公はあくまで張家輝となっているようで、周星馳の出番は思っていたほど多くはない。張家輝は最近の王晶のお気に入りらしく、冒頭から主役級で登場。しかしギャグのセンスはいまいち冴えない。ちょっと品のないギャグと、一昔に周星馳がやったギャグの連発で、全く新鮮に感じないのが正直なところ。おそらく王晶の作品だからということで周星馳は出演したと思うが、もし自ら脚本を選んだのなら、やはりここ数年の彼の作品は個人的に受けつけられない。

しかしながら、後半からシンチーの出番も増えてきて、映画は落ちつきを見せ始める。また呉君如らのちょっとしたアクションも見せ場で作っており、それなりにまとめているのはさすが。もう少しネタをしっかりと積めて、万人に笑えるギャグだと良かったのに・・・。ちょっと残念な作品。