ここでは、私が最近見たアジア映画の感想をUPしていこうと思います。
感想はあくまで私個人が感じたことを書いているので、辛口もあり。
※できる限りネタバレには気をつけますが、物によっては若干あるかも・・・。ご了承ください。。
※評価:★★★★★満足! ★★★★上出来 ★★★普通 ★★物足りない ★もう見たくない

007. 好きだ、 (2005/JPN) ★★★
cast : 宮崎あおい, 西島秀俊, 永作博美, 瑛太
staff : 石川寛 (監督)
間を大切にする映画は、わりとアジア独特だと思うのだが、この映画は間を使いすぎることによって、効果を失ってしまった。前作もセリフが少なくて、ハリウッド映画に慣れている人にはかなり退屈だったようだが、私はこの作品で退屈になった。冒頭はぐいぐいと引き込んでくれるものの、今ひとつはっきりさせない登場人物の関係と、急に話が現在に飛んでしまうことによって、一気に「間」が退屈な空間へと化してしまった。さらに、先の見えるエンディング。台本なしで撮影された作品らしいが、こういう映画は、ちょっと狙いすぎなのかも。(2006/10/20)

006. スピリット / 霍元甲 (2006/HK/JPN) ★★★
cast : 李連杰, 中村獅童, 原田真人, 鄒兆龍 (コリン・チョウ), 董勇 (ドン・ヨン)
staff : 于仁泰 (導演)
いや、確かに私は香港映画が大好きだが・・・21世紀にもなってこの手のストーリー展開じゃ、さすがの私もお手上げ。古い!古臭すぎる!今時これじゃ、ヒットしないぞ〜。って、実際にはヒットしたのかもしれないが・・・。世の中、何度過ちを犯してもまだ戦争が行われている中、こういった映画に少しでもメッセージが込められるべきではないだろうか?それなのに、やっぱり最後は悪役・日本人・・・。実はこの映画、劇場に見に行った際、前方に中華系女性が2人ほど座っていたのだが、ラスト、中村獅童がよれよれのりんちぇと戦うシーンあたりから「日本人は最低だ!」と行って劇場から出て行った・・・。もちろん、最後まで見ると、獅童の役どころは立派?に戦ったように見えるが、見終わった誰もが日本人に対してポジティブな気持ちになれるだろうか。最後に残るのは「やっぱり日本人はコソコソと、汚い人種だ・・・」という印象しか残らないのが悲しい。于仁泰は古い作品時代から結構好きだし、鄒兆龍の出演などもうれしいが、登場するアメリカ人たちは特に悪いことをするわけでもなく、ラストにはやっぱり日本人なのだ。主人公は実在した人物らしいが、話がどこまで忠実なのかもわからず、何だか不公平な映画に思える。せっかくのアクション映画も、最後には結局人の顔色を伺うようなビジネスのウラが見えるような作品となってしまった。香港の映画界も低迷し、中国への進出しか道がなくなったしまったか?アクション映画としてはオススメ。りんちぇのアクションが堪能できる。いつものごとく、ウーピンおじさんがアクション指導を担当。(笑)(2006/09/22)

005. 容疑者 室井慎治 (2005/JPN) ★★
cast : 柳葉敏郎, 田中麗奈, 哀川翔, 八嶋智人, 吹越満
staff : 君塚良一 (監督・脚本), 亀山千広 (脚本)
灰島弁護士のキャラが妙にすごい・・・。せっかくいい役者ぞろいなのに、あまり活躍出来ずに終わっちゃっているのが残念ですならない。特に哀川翔の出演にはかなり期待していたものの、セリフも少なく、キャラの重要性にも欠け、笑えるものの、全体の流れとしては一連の踊る〜シリーズ(少なくても映画版)から比べると弱い作りになっている。ストーリー性もあるものの、なにせ進行が遅いものだから、最後にはストーリーよりも、キャラを楽しもうと必死になってしまった。飽きさせない最低限のスピードは必要だろう。(2006/08/25)

004. 交渉人 真下正義 (2005/JPN) ★★★★
cast : ユースケ・サンタマリア, 寺島進, 小泉孝太郎, 國村隼, 石井正則
staff : 本広克行 (監督), 十川誠志 (脚本)
個人的に、俳優としてのユースケ・サンタマリアはあまり好きではない。タレントとしての彼も、何だか平凡過ぎてそこら辺の一般人とあまり変わらないのでは?と思うときさえある。でも、そんな彼が交渉人を演じると、これが結構様になったりする。「踊る大捜査線」シリーズのスピンオフ作品として登場したが、寺島進の新しいキャラの方が青島よりも笑えて面白いし、何だかオリジナルよりも好き。もっともっとクセのあるキャラが増えてくると、オリジナルシリーズを越えてヒットシリーズになる可能性もなきにしもあらず。オタッキーな謎解きなど、もう少し複雑にしてわかりにくくした方が、幅広いジャンルのファン層を広げられそうな気がする。なかなかの好作品。私は気に入った。(2006/08/24)

003.この胸いっぱいの愛を (2005/JPN) ★★★
cast : 伊藤英明, ミムラ, 勝地涼, 宮藤官九郎, 吉行和子
staff : 塩田明彦 (監督)
DVDのジャケにバイオリンを弾くお姉さんの姿が!それだけで見てしまった(笑)。内容は・・・やっぱりありふれている。でもまぁきっかけは何にせよ、メッセージのある作品であればぐいぐい引き込まれるはず。劇中ではあまりバイオリンを弾く場面も無く、ラスト近くに急にヴュータンのコンチェルト。そ・・・それはまずない。闘病生活を続けていたのにいきなりビュータンはないでしょう・・・。すっかり空想の世界となってしまった。脚本も悪くはないが、せっかくバイオリンを扱っているのだから、音楽を有効に使ってほしかったのがくやまれるところである。立て続けに邦画を見ているが、やはり私に邦画はどうも楽しめず。よっぽど素っ頓狂な作品でもなければ、なかなか劇場へは足を運ばないだろう。もちろん、DVDで見ればいいじゃん!といわれればそれまでだが、やはり映画は劇場用。劇場に足を運ばせてくれるような作品でなければだめなのだ!(2006/07/07)

002.踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! (2003/JPN) ★★★
cast : 織田裕二, 柳葉敏郎, 深津絵里, 水野美紀, ユースケ・サンタマリア
staff : 本広克行 (監督)
それにしても今どきベタな副題ですわ(汗)。1作目でまだ懲りず、2作目まで作ってしまったからあっぱれ。これはもうドラマのファン以外には厳しい内容かもしれない。どちらかというと1作目のほうが、映画としては楽しめたが、とにかく笑いがベタなのが気に食わない!せっかく映画にするんだったら、やはりもっと新鮮味のある内容にしてもらわないと、劇場で見る気は起きない。もちろん、DVDで鑑賞した分には楽しめるが・・・。相変わらずいかりや長介はイイ。ところで、すっかりユースケ・サンタマリアが出世したようだが、少なくても映画では全然存在感がないのだが、そう感じるのは私だけだろうか?* ちなみに私、ドラマは未見。(2006/06/??)

001.踊る大捜査線 THE MOVIE (1998/JPN) ★★★
cast : 織田裕二 、柳葉敏郎 、深津絵里 、水野美紀 、いかりや長介
staff : 本広克行 (監督)
とにかくドラマが面白いと話題になっていたシリーズだったが、邦画どころか日本のドラマにはまったくといっていいほど興味がない自分はまず見ることがないだろうと思っていた作品。どうしても暇になったので、見てしまった。(笑)ネタとしては、昔シンチーがやっていそうなネタを今風、さらに織田祐二にやらせたといったところ。目新しい笑いも特に無し!でもそれぞれのキャラは個性が強いので、見ごたえはあったかもしれない。コメディにしたいんだか、シリアス路線にしたいんだか、はっきりしなくて消化不良といったところだろうか。でもいかりや長介はいい味だしてる。すっかり俳優になってしまったのね。(2006/06/??)


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